2007年2月アーカイブ

コンプライアンス革命

評価: ☆☆☆★★

2005年7月発行

目次    全230P
1.コンプライアンスと日本の経済社会
2.コンプライアンスをゼロから考え直す
3.自動車メーカーにおけるコンプライアンスの誤り
4.金融機関の融資とコンプライアンス
5.雪印事件とはなんだったのか?
6.コンプライアンスとしての広報戦略
7.官公庁におけるコンプライアンスと「法令遵守」
8.コンプライアンスのための組織と人材

 司法機能が敏感に反応するアメリカと、『法令と実態が乖離』している日本とのコンプライアンスの違い、マスコミによる雪印事件での過剰報道など、他ではあまり見られない視点からの『コンプライアンス』が書かれているので興味深く読めます。
 書かれている内容としては、入門書より一歩上の内容と思われます。

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ドラマで学ぶ実践・内部統制

評価: ☆☆☆★★

2007年1月発行

目次    全258P
1.企業改革法のインパクト
2.内部統制の構築
3.SOX法の実務への適用を学ぶ
4.日本版SOXへの対応、いよいよ実践へ
5.日本版SOX法への対応、経営会議で承認

 今まで出された内部統制やSOX法関連の書籍は、理論的だったり、報告案の解説が主で実務的ではなかったが、当該書籍は実際に何をどうするのかが、いろいろ見えてくる内容です。
 またドラマ仕立てで、SOX法対応の責任者に抜擢された主人公が、紆余曲折しながら構築して行く内容で、わかり易く・イメージもつかみ易い。
 現時点での、内部統制関連書籍では、一番のおすすめです。

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わかりやすいコンプライアンス【第2版】

評価: ☆☆★★★

2006年7月発行

目次    全232P
1.企業がコンプライアンス違反行為で倒産する時代
2.コンプライアンス姿勢の確立と実行
3.企業成長を阻む主なコンプライアンス違反行為
4.業務遂行で陥りやすいコンプライアンス違反
5.うっかり陥るコンプライアンス違反

 今まで出されているコンプライアンス書籍と比して、前半の理論的な解説には、特に目新しいことが書いてある訳でもないが、後半の具体的な陥り易いコンプライアンス違反項目は、他の書籍にはあまりなく、詳しく書かれている。 コンプライアンスを学ぶ1冊目より2.3冊目におすすめです。

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なぜ企業不祥事は、なくならないのか

評価: ☆☆☆☆★

2005年3月発行

目次    全281P
1.なぜ企業は危機に陥るのか
2.危機管理失敗の三つの共通点
3.実践的リスク・マネジメント論
4.危機に立ち向かう四原則
5.ケース・メソッド「危機管理」
6.伸びる会社のコンプライアンス経営

 実践経験豊富な弁護士が著者であり、理論的なものよりも、企業にありが陥りやすいコンプライアンス体制の整備方法などを、具体的事例を交えて説明している。また、不祥事を起こしてしまった時の対応なども、事例で解説しているのでわかりやすい。
 専門用語やわかりにくい言い回しも少なく、読み易く理解し易い内容になっています。

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内部監査で不祥事をなくせるか

評価: ☆☆★★★

2006年8月発行

目次    全211P
1.内部監査人の世界
2.不祥事は、なくならない
3.弱い動物、それが人間
4.休憩室

 会計士や学者ではなく、豊富な実務経験者が著者であり、たんに『あるべき姿』を書くのではなく、実務で培った視点から書かれているので面白い。実務は学者の語る、きれいごとだけでは進まない、人間の未熟さ、愚かさ、弱さとの戦い。
 ただし、内部監査とは直接関係のない内容が多く有り、業務作業の参考として読むのにはおすすめできない。

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コンプライアンスの考え方

評価: ☆☆☆★★

2005年2月発行

目次    全227P
1.なぜ「コンプライアンス」と呼ぶのか
2.企業倫理とは何なのか
3.どう実践するのか
4.隣接概念との関係
5.背景にある法文化
6.誤用と悪用
7.どこまでやらなければならないのか
8.日本企業の二一世紀的挑戦

 コンプライアンスの基本を学ぶのに、内容的にも量的にも適当で、大きさも文庫本サイズで移動中の読書にも便利です。
 ノウハウ本ではないので、「何をやるのか」「どうやるのか」など具体的なことは、書かれていません。コンプライアンスの意味や背景など知るための本です。

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フローチャート式ですぐに使える内部統制の入門と実践

評価: ☆☆☆☆★

2006年10月発行

目次
1.内部統制が法律になる?
2.法律になったらどうすればいい?
3.社内チェックを整えるための?@~?H
4.業務フローがわかる資料
5.リスクと社内チェックの分析
6.業務プロセスを例示する上での前提
7.販売プロセス
8.購買・在庫プロセス
9.経理・財務プロセス
10.人事プロセス
11.補足論点 全242P

 内部統制の構築において、実務で先ず最初に取り組むであろう『業務フローチャートの作成』。株式公開時の申請書類作成でもなければ、なかなか改まって作成することや見直しすることもなく、リスクやチェックポイントの要領も掴めない場合があります。当書籍では、業務毎のフローチャート図の例示やリスク・チェック項目などが挙げられ、わかり易くまとめられています。
 内部統制に関する書籍は数あれど、このような内容の書籍は少なく、理論書ではなく実務書といえ、フローチャート図の作成にお困りの方にはおすすめです。 なお、フローチャートの書き方そのものは、書かれていません。

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これらなわかる!コンプライアンス

評価: ☆☆★★★

2006年8月発行

目次
第一部:企業倫理・コンプライアンスとはなにか
1.もうまっていられない
2.社会の変化を知る
3.言葉の意味を理解する
4.なんのために活動するか
5.組織内の不正防止もコンプライアンス?
6.倫理や法律で飯が食えるか
7.にぶい感性、無責任な姿勢に怒りが集まる
8.リスクを具体的に考えてみよう
9.鉄壁の守りを作る
10.価値観を共有する
11.正しい行動とはなにか
第二部:法律を基礎から勉強しよう
1.法律って、そうだったのか!
2.行動規範は法律のカタログです
3.それってサービス残業?
4.リサイクルは地球を救う
5.正直な商売が信頼を生む
6.ちょっと待って、ただ乗りはダメですぞ
7.社長、まじかっこいいっス 全174P


 主人公が、近麩羅(コンプラ)吾郎社長という設定で進められ、第二部は社長・弁護士・従業員の三人による、会話で解説されている。
 量的にも内容的にも、読み易くわかり易く書かれているが、物足りなさも感じます。
 文庫本サイズなので、電車の中で「ちょっと 最近よく聞くコンプライアンスでも」という方によいかもしれません。

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〈実施基準対応〉日本版SOX法の実務の手引き

評価: ☆☆★★★

2007年1月発行

目次    全222P
第1部日本版SOX法を正しくつかむ
1.法対応がそのまま企業改革につながる
2.これだけ知っていれば日本版SOX法の基本はおさえられる
3.日本版SOX法実施基準により評価範囲を決める
4.日本版SOX法実施基準により評価方法を決める
第2部日本版SOX法に効率よく対応する
1.日本版SOX法の対応手順を正しく理解する
2.日本版SOX法を整備する支援ツールを使いこなす[理論編]
3.日本版SOX法を整備する支援ツールを使いこなす[活用編]
4.ITコントロールが日本版SOX法対応を支える


 今年に発売された書籍であり、去年11月に発表された「財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準」をいち早く解説し、いままでのものより、一歩踏み込んだ内容になっています。
 後半は、ITツールについて書かれています。今までは、「どのようなことをやるのか」が中心でしたが、「どうやるのか」が書かれています。
 この書籍に書かれているように、ツールとしてのソフト選びは重要になります。本当に、エクセルやワードでこと足りるのか?
 ただし、この点は大変重要な点でもあるので、今後さらに詳しい書籍が出るのではないかと思われ、当該書籍を今買うかは、、、?

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内部統制Q&A 経営幹部の疑問にズバリ答える

評価: ☆★★★★

2006年10月発行

目次
第一部.基礎編
1.内部統制とITに関する基礎知識
2.内部統制のためのITソリューション
第二部.理論編
1.内部統制にかかわる基本理念
2.内部統制におけるITへの対応
3.ITによる統制体制の整備
4.ITに対する統制体制の整備
第三部.ガイドライン編
1.IT全般統制
2.業務処理統制  全223P

 『ITへの対応』を中心に、内部統制への取り組みが書かれている。以前、紹介した『システム監査と内部統制の実務』よりは理解できるが、具体例に乏しくイメージが掴み難い。だが、ITは環境や使用ソフトなどによって、千差万別で、具体的事例を挙げるの難しく、逆に具体化し過ぎると専門チックになってしまいそうで、難しい面もある。
 今後、更に良い内容のものが出版されるのを期待したい。
 

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内部統制の考え方と実務

評価: ☆☆★★★

2006年3月発行

目次
1.内部統制について議論する前に、これだけは知っておきたい
2.これまで空白だった内部統制議論
3.内部統制とは何か
4.業務を見えるかたちにする
5.導入時のコスト負担への対応
6.だれがどのようにモニタリングするのか
7.財務報告にかかる内部統制監査 全189P

 わかりやすく、読みやすい本です。内部統制部会部会長さんの著書でもあります。 ただ、書かれている内容は基本的なものがほとんどで、初めて内部統制を勉強する人に良いのですが、別の書籍やセミナーで既に勉強済みの人には物足りないかもしれません。
 

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システム監査と内部統制の実務

評価: ☆★★★★

2006年3月発行

目次
1.システム監査基準改訂の背景
2.システム監査基準
3.システム管理基準
4.ITガバナンスとシステム監査
5.サーベンス・オクスリー法と内部監査
6.不正とITコントロール 全177P

 あまり他に書かれていないテーマなので、思わず買ってしまいましたが、、、。意味不明、専門用語多数、書かれている図解も分けわからない、20分で読むのを諦めた、久しぶりの一品です。
 

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社内規程百科

評価: ☆☆★★★

2005年11月発行

目次
1.社規社則の総論
2.社是および経営方針
3.組織権限規程
4.業務運営規程
5.役員・経営者関係規程
6.雇用管理に関する規程(就業規則等)
7.パートタイマー就業規則
8.賃金・出張旅費関係諸規程
9.退職金・年金関係規程
10.企業福祉に関する規程
11.労働協約
12.教育訓練・能力開発に関する規程
13.安全衛生管理規程
14.自動車管理規程
15.労使協議制に関する規程 全639P

 解説等は多少ありますが、各規程のサンプルが中心で、規程がズラッと書かれています。また、経理規程およびそれに関する規程はありません。
 

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経理規程ハンドブック

評価: ☆☆☆★★

2006年08月発行

目次
1.経理規程
2.勘定科目処理要領
3.原価計算規程
4.予算管理規程
5.販売管理規程
6.与信管理規程
7.購買管理規程
8.外注管理規程
9.棚卸資産管理規程
10.実地棚卸実施要領
11.有価証券管理規程
12.固定資産管理規程
13.関係会社管理規程
14.連結財務諸表作成要領
15.情報システム業務管理規程
16.情報機器管理規程
17.内部監査規程  全647P

 経理規程および、それに関する規定のサンプルやキーポイントが細かく書かれています。
 前回紹介した、経理規程と実務マニュアルの作り方よりも、さらに細かく書かれています。経理規程を更に突き詰めるなら、こちらがおすすめです。が、ただお値段が、、、。

最新版はこちらです。

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